Dr.FUKUDA's Blog Pages
熱き思いを徒然なるままに
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2014/10/27

GRATO

土曜日、日曜日の2日間、東京飯田橋で「グンナダーレン教授特別講演」が開催され参加してきました。今回は歯科衛生士伊藤ゆかりさんと参加してきました。講演の内容は伊藤さんに報告してらい、院長は懇親会について報告します。

1日目の講義は6時に終わりました。それからホテルにチェックインして懇親会へ。飯田橋の「GRATO」というレストランです。数多くの先生が参加され、わいわいと盛り上がりました。グンナダーレン先生と記念の1枚を撮影して頂きました。少し逆光になってしまいましたがまいっか。その後はカウンターバー「ジラフ」でワインを飲んでもう1件はしごしてホテルに帰りました。12時くらいだったか、速攻で爆睡でした。

横浜、神戸、東京・・・と少し疲れがたまってます。

2014/10/22

藤田非常勤講師

毎週火曜日は歯周病聴講生として東京へ、本年4月から始まり、半年終了しました。半年ごとの契約なので、後半も申し込みしました。海外論文を読むことが多いのですが、昨日は藤田非常勤講師の講演でした。先生は4年間大学院で歯周病を勉強され、認定医を取得、臨床では3年目になるそうです。都内で3件の歯科医院で働かれているようですが、大学院時代に学んだ歯周治療を取り入れようとするのですが、そこの院長は早く自費で歯周外科処置をしてほしいようなんです。認定医という看板がありますからね。確かに歯周外科処置は大切な処置ですが、歯周病は基本治療をしっかいしないとよい結果がえられないということも彼は知っているので、その狭間で悩んでいるとのことでした。基本治療とは患者さん自身の歯ブラシのことで、歯周病を治療、予防していくには欠かせないことなのです。しかしそこの院長は基本治療はいいから歯周外科して・・・となるようです。将来のある若き歯科医師の悩みを聞けました。そういえば、私事ですが、卒後3年半口腔外科にいて、そのころは入れ歯ってどうやって作るんだっけって悩んでいたり、歯周病やインプラントも開業後に勉強したかな
2014/10/21

プラークコントロール理論編

私は、10月18日土曜日に、神戸の神戸の貿易商工センタービルで行われた
エルバ主催のプラークコントロールセミナー、理論編に参加してきました。
1時〜6時までの半日コースで、今回は高速バスを利用して行きました。
何より、岡本先生、竹内先生、衛生士の上田さんのお元気な姿を拝見するのを楽しみに、勿論、情報のアップデートが目的です。
4月に東京で実践編を受講しての参加になりました。

お昼ご飯を食べてからの講義になるので、睡魔に勝てるか心配でしたが、睡魔どころか夢中であっという間の時間でした。

ここより、今回勉強してきた事を簡単に報告します。
このコースは、歯ブラシの仕方、どういう歯ブラシを使えばいいのかという以前に、なぜプラークコントロールが必要なのか、プラークコントロールを患者さんが知ってくれること、理解してくれること、気づいてくれること、自分からやる気になってくれることこれを目標として、私達プロが知識を得るためのコースでした。
まずは、岡本先生の講義でした。臨床家のための歯周治療学の中の8番目の歯周疾患の疫学というのを、参考資料として使われました。
インデックスを用いたデーターから歯周病は歯肉炎からスタートして未治療で放りっぱなしにしておくと、歯周炎に置き換わっていくということ、歯肉炎が100%歯周炎になるのではない、汚れをいかにセーブしていくかで歯肉炎は起こらない、諸悪の根源はプラークだと言うことをデーターを用いてわかりやすく講演して頂き、知識を再確認する事ができました。有名なハロルドレイ先生の実験的歯肉炎の話も印象的でした。

  

次に竹内先生の講義でした。スエーデンと日本の歯科事情を比較してお話しして頂き、日本は1日1回以上歯を磨く人がスエーデンに比べると遙かに多いのに、又日本は歯ブラシの流通量世界1位、歯ブラシにかける時間も多いのに、何故、歯周病の罹患率は多い?、歯科定期受診率が14%しかないそうです。これが鍵を握っているようです。プラークコントロールと言ったときに、大事なのは患者さんが定期的に来院してチェックを受けること、その時に、みる側がきちんとしなければ患者さんは続かないそうです。何分?何回?ではなく、患者さんに病気があるかないか、どこの部位に病気があるか、どうしてそこが磨けないのかそれを伝える事がプラークコントロールです。プラークが付いているかいない かではなく、しっかり病気に目を向けて、これをしっかり患者さんが理解する必要があります。プラークコントロールができているかいないかで、治療の幅も広がるし、治療の成功率も変わってきます。竹内先生は、プラークコントロールは歯刷子ハウツーではない、病気に目を向ける、衛生士が病気に目を向けて口腔衛生指導すると患者さんは衛生士を信頼する、衛生士が信頼できることを理解した患者さんは定期検診に通ってくる、それがメインテナンスのスタートだと言われていました。竹内先生の診療所での、症例を何個か見せて頂き、衛生士さんの偉大さにも、目を見張るものがありました。初診時と4ヶ月後、口腔衛生指導とプラークコントロールのみで、歯肉の状態も随分良くなっているのがわかる症例 でした。私も、この講習で学んだことをしっかり頭に入れて、病気に目を向けて、私が診なければ悪くなる、私が治しますと言えるような衛生士になるように頑張りたいと思います。

                            (芦田 就栄 記)

2014/10/20

日本歯周病学会

19日(日曜日)神戸国際展示場で第57回日本歯周病学会学術大会が開催され、参加してきました。今回は温故知新というテーマでした。古きを訪ねて新しきを知る。材料や技術は進歩するけれどもやっていることは昔と変わらず同じなんだということでした。午前はアメリカでの歯周治療を取り入れている先生と、スカンジナビア医療の先生、そして、海外には行かれてはないけれど、アメリカよりの先生の元で勉強された先生、3人の先生による講演、そして討論が行われました。興味深いところは、このような壇上で講演される先生でも使用する材料や術式が全く違うということです。院長自身の見解ですが、アメリカは骨縁下ポケットがあれば、脱灰乾燥骨や、人工骨を使用する場合が多く、スカンジナビア医療だとエビデンスに基づき治療が行われるということでした。どちらも長期に歯牙を保存させるには違いはないものの、学ぶところによりこんなに考えが違うものだと感じました。少々バトルモードになっていましたが、最後は握手で記念撮影されていました。次に、骨免疫学の最前線という講演を聴きました。東京大学大学院医学系研究科免疫学講座の高柳先生のお話でしたが、骨学や免疫学には興味がありましたが、研究レベルでの話で、内容も難しかったですが、非常に面白かったです。この方はお医者さんですが、骨免疫の学会では少人数しか集まらないのに、歯周病学会での数の多さにびっくりされていました。

  

昼はランチョンセミナーでコーンビームCTの話を聞き、その後、シンポジウムを聴講しました。こちらは進行した根分岐部病変への新しい治療戦略という題で、3名の先生が登壇されました。次にコロンビア大学からPanos Papapanou先生の特別講演でした。Exploring a pathobiology-based classification of periodontitisという演題でした。こちらも遺伝や免疫の話と歯周病の関係の話で、難解でしたが、読んだことのある論文の著者が登壇されているのは感激ものでした。1日疲れましたが、情報をアップデートし続けることが重要だと痛感しました。ずーと勉強です・・・

2014/10/15

第7回国際歯科大会

10月10日〜12日、パシフィコ横浜でおこなわれた「第7回国際歯科大会」に参加してきました。

10日のセッションは「インプラント周囲炎、その実際をふまえた対応とは?」とうセッションで今話題となっているペリインプランタイティスについてです。5名の先生が登壇されましたが、今1番知りたいことで、とっても参考になりました。その中でもリサメイフィールド先生の「インプラント周囲炎:インプラント失敗例のマネージメント」とステファンレンバート先生の「インプラント周囲炎の治療」は論文でお目にかかったり、歯科雑誌も購入していたので、とても興味深く効くことができました。論文ベースの話はうとうとしてしまうのですが、気合いをいれてちゃんときいていました。やはり、科学的根拠を知ることは大切ですね。インプラント周囲炎の治療は確立されていません。今後、さらなる 知見が必要だと感じました。
  

11日は9時からです。「歯周病からわかること、歯科の見方とゴールが変わる(生涯メンテナンス)の歯科医療へ」というセッションを聞きました。4名の先生が登壇され、アメリカカリフォルニア大学のマーク先生、天野先生、村上先生、岡先生の講演でした。予防の重要性の時代になったと感じました。昼食事後本日のメイン、ラング教授と竹内先生の講演を聴きました。

12日は9時からエンドペリオの視点と題して宮下先生の講演を聴いて、その後、デンタルショーをみて、帰りました