Dr.FUKUDA's Blog Pages
熱き思いを徒然なるままに
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2014/03/18

治療の修正

仮の歯を入れましたが、かみ合わせが深すぎるのです。高さをもう少し高くしたほうが、長期的にも安定するし、審美的にも良いので、説明したところ、被せる予定ではなかった左上の2番(側切歯)も被せてよいとのことでした

左上の2番目の歯を削って高さを高くしていきます

  

削り具合や方向性を確認、必要があれば修正していきます

2014/03/17

スイスデンタルアカデミー

16日17日と東京であったSwiss Denntal Academy ベーシックコース・アドバンスコースに参加させて頂きました。

        

1日目ベーッシックコースでは歯周病が治せるように「治せる」ことをテーマの講義でした。日頃、勉強している内容で復習のつもりでしたが、講師の竹内先生のお話にグングン引き込まれていきました。歯周治療は《知識力》《技術力》《コミュニケーション力》が必要で、それは根拠に基づく論文による知識であり常にアップデートをすること。コミュニケーション力においては行動学・心理学を勉強し経験を重ね、また客観的な物の見方をおこなう事も必要であること。技術力においては自己流ではなく正しい使い方を確認しテクニックを上達させること。以前はプラーク(バイオフィルム)は付いていてはいけない物だったが現在ではあって当たり前の物であり、私達が見ていかなければならない物はそれによって病気が起こっているかどうかである。自分の行う行為がドクターの治療とどうリンクするかチームアプローチであることを自覚し何十年後先まで考える。歯周治療には生物学・免疫学を学ぶことが必要である。1日目を終え日頃診療で行っていることに自信が持て明日のアドバンスコースが楽しみでワクワクしました。

        

 2日目アドバンスコースでは歯周治療で治癒した後、良好な状態を維持するメインテナンスについての内容です。メインテナンスにおける衛生士の役割と重要性について昨日の講義よりさらに詳しく内容の濃いものでした。歯科衛生士による治療プログラムについては患者さんの満足度、最短距離の治癒、更なる治療が必要かどうか、他の選択肢は?などのポイントと客観的に見ることの大切さを昨日の講義より更に詳しく。炎症の起こっている歯肉の組織でICT(炎症細胞の浸潤層)と骨の関係。おもしろかったのが細菌が歯面でバイオフィルムを形成しそこからどのように炎症が起こり、そして治癒の様子までをCGで再現した映像でした。今まで頭の中で想像していただけだったのでミクロの世界をのぞ かせてもらいました。映像の最後にはキャスト紹介としてマクロファージとか好中球などの名前が映画の最後のようにテロップでながれ、真剣に見ていただけに笑ってしましました。竹内先生の講義は毎回こんなふうに真剣で笑いがあります。本当に楽しい時間です。
 終わりに・・・毎回思うことですが講習会に参加し参加されている衛生士の皆さんの熱気・やる気を感じました。皆さん(勿論私も)熱心に先生の一言一言を書き漏らさないようにノートを取っておられました。休憩時間も先生に質問する姿に私も更に知識・技術を磨き自分をアップデートしなければ!と刺激を受けました。実際この講習会でアップデートさせて頂きました。早く明日からの臨床に活かしたくて、メインテナンスの患者さんにお会いするのが楽しみでなりません。

1日目の終わりにエレベーターの中でお話しさせて頂き2日目にお隣に座らせてもらった26才の優美さん。私の娘でもおかしくない年齢差でしたが、仕事への意気込みやプライベートなお話しもし楽しい時間でした。講義中に私がクシャミを連発するとスッとティッシュをさせだしてくれた名前の通り優しい女の子です。こんな出会いも講習会に参加しなければないですよね。また講習会でお出会い出来たら嬉しいな。講習会の参加品にEMS社の”I FEEL GOOD”のTシャツ頂きました。今回の参加者みんなお揃い(笑)。この言葉の意味のように《人を満足、幸せな気持ちにさせる》そんな歯科衛生士・人間になりたいな。新しい目標が出来ました。              (中井 真智子 記)

2014/03/13

仮の歯作成 その2

模型の上で、仮の歯を作っていきます

  

この作業をすることにより、歯のバランスや、咬合の様式をチェックすることができます

  

ここからいえることは、高さが低いと感じました。その理由としては、左上の2番目の歯を削っていないからです。形成していない歯は、極力そのままで対応したいのですが、今回は咬合を高くして、高経を少しあげた方が良いと判断しました。

追加のコンサルテーションになるのですが・・・

2014/03/12

仮の歯作成 その1

被せものをはずして、根の中の治療をしました。レントゲンもアップしようかと思いましたが、今回は割愛です。根の治療もまた次回症例以降でアップしていきます。

  

残念なことに左上の第1小臼歯が保存不可能で抜歯になってしましました。予後不良の歯を残すより、今回の場合は抜歯してブリッジで対応することとしました

  

側方面観です。もう少し咬合をあげたいのですが、左上の2番(側切歯)が天然歯なので、この高さになります。いろいろ思案してのですが、この歯も被せて高径を高くすることを提案しました

2014/03/11

健康な歯肉へ改善

初診から約2年弱です。初診時80カ所あった出血の部位は10カ所になりました。健康な歯肉を獲得しました。悪くなるのも時間がかかるのですが、よくするにも時間がかかります。

これから被せものをはずして、根の中の治療、そして被せものの治療をしていきます

  

上顎の前歯に隙間があり気にされています

  

また、咬合の高さも低くなっており、上顎の前歯が少し突出しているのを気にされています。模型を採得して治療計画を立案していきます

2014/03/10

1年4ヶ月後

約1年4ヶ月後です。だいたい1〜2ヶ月に1度のメンテナンスをおこないました。歯周治療のゴールは

①BOP(プロービング時の出血)を1割以下にすること

②4ミリ以上のポケットを無くすこと

です

出血の数は10カ所になり、1割以下になりました。4ミリ以上のポケットは3カ所になりました。まあ合格といえるのではないでしょうか。これから修正治療にはいっていきます

2014/03/07

歯周精密検査は語る

歯肉はみかけによらぬもの・・・

歯周治療をはじめて、原因であるプラークをちゃんと取り除くことができれば、歯周病は治癒し、歯肉は健康になっていきます。しかし治癒には少し時間が必要です。写真では歯肉は綺麗になっているように見えますが、歯周精密検査では悪いところがまだ残っています

80カ所の悪いところが47カ所になりました。健康は1割と考えていますので、数字では12カ所です。メンテナンスを継続していきます

2014/03/06

病気の原因は・・・

病気の原因はプラークです。歯石でもなく、たばこでもないのです。プラークってわかっているようで、わからないですね。歯をちゃんと磨いているのに、むし歯になったり、歯茎が腫れる・・・どうしてなのでしょうか? プラークって取り除くのがすっごく難しいのです。またいったん取り除いたとしても、すぐに倍、倍ゲームで増えていくのです。プラークの約80%は「ばい菌」といわれています。この「ばい菌」実は口腔内常在菌なのです。いて当たり前のものなのです。大切なことは、病気を発症する閾値(むずかしい言葉ですね、たまには調べてみてください)以下に「ばい菌」の数を押さえ込むことが重要だ、といわれています。そのためには、歯科衛生士によるメンテナンスが不可欠です

そして半年間、歯周治療をしていきました

  

歯周治療は、病気の原因である「プラーク」を取り除く治療です

  s

歯肉縁上は患者さんの範囲、歯肉縁下は歯科衛生士の範囲となります。二人三脚で治療をすすめていきます。みてください、歯肉がきれいになりました。本当ですか?

健康になったかどうかは見た目で判断できません。健康そうに見えるだけかもしれません。健康になったかどうか唯一知る方法は「歯周精密検査」でプローブでポケットを測定することなのです。

2014/03/05

治療のゴールは?

治療のゴールって何なんでしょう? それぞれの患者さんがそれぞれの希望や期待をもって来院されます。一昔まえまで、とりあえず痛いところだけ、また痛みが出た歯は抜歯しかない、そして部分入れ歯になり、天国へ召される前には歯が全部抜け落ちて、総義歯になる・・・そんな時代は終わりました。でもこんな主訴で来院される患者さんもいらっしゃいますがね。

治療のゴールは「その歯を一生涯にわたって使用すること」なんです。そのためには何をしなければならないのでしょうか? 一生涯患者さんとおつきあいすることなのです。一生涯おつきあいすることができれば、そんなに不自由なく食生活が送れることでしょう。

歯を失ってしまう原因は「むし歯」「歯周病」「破折」「事故などの外傷」などですが、後半2つは防ぐのが難しいですね。しかし、「むし歯」と「歯周病」は予防することができるのです。それは「むし歯」と「歯周病」の原因が今はっきりとわかっているからなのです

そのためには、デンタルレントゲン10枚法を撮影して、歯周精密検査をおこない、しっかりとした審査・診断、治療計画、メンテナンス治療が必要不可欠なのです。

レントゲンでは骨の状態や、金属の適応具合、根の先の病気をみることができます

歯周精密検査では、歯周ポケットの深さ、出血の部位を確認します。120カ所のポケットのうち80カ所から出血してきて、つまり炎症が存在して、4ミリ以上の深いポケットの部位は32カ所あります。この状態では、いくらよい被せものの治療をしても悪くなっていきます。一生涯自分の歯で苦労しないためには、出血の部位を1割つまり12カ所前後、4ミリ以上のポケットを0カ所にするのが、治療のゴールとなります。  

そのゴールに向かって治療を開始していきます

2014/03/04

4年がかり

約4年前に初診として来院されました

前歯のバランスの悪さを気にされています。

  

口腔内は多くの修復がしてあります

  

一見、健康そうに見えて、問題がなさそうですが・・・4年がかがりの治療になっていくのです    つづく

2014/03/03

美ら(ちゅら)

本日(3月1日)のICのテープ起こしは、院長他スタッフ3名の計4名で行いました。
内容は細胞免疫と神戸のシンプルセミナーでした。
細胞免疫は、遙か昔の学生の時に聞いたことのあるようなB細胞やT細胞、γグロブリンだの出てきますが、私にはさっぱりです。これをまとめようと思っている院長にいつもながら脱帽です。
神戸のシンプルは、11月の講習会で勉強してきたばかりなので、復習になり、シンプルが回ってきたときは、ワクワクです。
途中、休憩が30分ありますが、今日のおやつは???ついつい期待してしまう私です。今日も美味しいミルフィーユを頂きました。
ちょっと休憩して、糖分を摂取すると頭の回転と手の動きも良くなり、頑張ることができます。いつも美味しいおやつ有り難うございます。次回も期待しています(^o^)
2時〜7時まで、30分の休憩を挟んでしました。

場所を変えて、今日のテープ起こしのご褒美と、とあるスタッフの骨折の快気祝いという事で、以前から院長が行きたかった『美ら』に連れて行って頂きました。
お席には、沖縄の守り神シーサーが2つあり、私達を見守ってくれていました。

  

最初に、オリオンビールで乾杯♪♪・・・飲みやすいビールでしたよ。

  

お料理は、サイコロステーキ、海ブドウ、アグー豚の冷しゃぶサラダ、ジーマミー豆腐、島らっきょう、石垣牛コロッケ、紅芋コロッケ等々・・・

  

沖縄特有のお料理に堪能しました。

  

中でも、紅芋コロッケ、島ブドウ、アグー豚のソーセージが最高でした。最後の締めのデザート、チョコレートブラウニーパフェこれも最高♪

  

  

お酒も、良くすすんでいましたよ(*^_^*)
古酒を20度、30度、43度ここまで来たら50度??と思いきや琉球グラスプ25度にダウン⤵⤵。
お酒の沢山飲める人が羨ましいです。私は、可愛く酎ハイをいただきました。
お酒を沢山飲んで、話も盛り上がり『仕事が楽しい、休みの日は早く仕事に行きたいと思う』って言ってるスタッフもいました。覚えてるかは??
院長の今したい事・・・聞かせていただきました。。
みんな、夢を持って生きたいですね。
そして、忘れてはならないのは、口腔内を健康にし、かつその健康を維持し、病気を予防し、患者さんを幸せにしてあげること。来て良かったと思えるような歯科医院にしていきたいと思います。
美味しいお料理に、お酒、院長ご馳走様でした?♪     (芦田就栄 記)